iPhoneケースでよく使用されるアルミケースやアルミバンパーの商品ページなどをみると、「アルマイト処理」と書かれている事が殆どです。

どのアルミケースにも書かれているので一見素通りしてしまいそうですが、この「アルマイト処理」ってどんな意味があるのかご存知ですか?

 

アルミニウム合金の欠点をおさらい!(ジュラルミン)

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別の記事で特徴と欠点については書いているので、この記事ではおさらい程度にしておきます。詳しく知りたい方は

>>iPhoneケースに使用されるジュラルミンA2017の特徴と欠点とは?

 

アルミニウム合金の欠点

  • 環境の変化に弱い
  • 傷がつきやすい
  • 耐食性(腐食)が劣る

元々、アルミニウム合金には酸化皮膜(酸化しないように施した膜)があるんですが、とても薄く弱いものなので、ちょっと頼りないのです。(;´∀`)

この欠点を補い、さらに向上させるためにアルマイト処理を施します。

 

アルマイト処理とは?

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硫酸やシュウ酸などを用いた強酸中の水の陽極電気分解により、敢えてアルミニウムの表面を強制的に酸化させ、皮膜を作ることをアルマイト処理といいます(陽極酸化処理)。

アルマイト処理の凄い所は、ただアルミニウムの表面に皮膜を作るだけではないんです!電気分解中、アルミニウムは溶解しながら皮膜を作っていき、アルミニウムの内部にまで皮膜が入り込むので、アルマイトコーティング自体が非常に剥がれにくくなるんです。

こんな疑問を持って、アルミケースを避けていた方いませんか?

「アルミはちょっとした擦れで傷つくんじゃ?」

アルマイト処理を施したアルミニウムは、耐食性・耐摩耗性が向上しますし、更に汚れなどにも強くなります。

 

アルマイト処理の工程

アルマイト(白アルマイトとも呼びます)
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着色アルマイト
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  • 脱脂:シンナーで脱脂後、水洗いをする。
  • エッチング:アルカリ性の溶液を高温で使用し、酸化皮膜を除去
  • アルマイト処理
  • 着色:アルマイト処理過程で多くの微細孔が出来るので、そこに着色する
  • 封孔:蒸気や沸騰水などの処理方法で、微細孔をふさぎます。
  • 乾燥:水洗いして、乾燥させます。

こーんな長い工程を経て、アルミケースやアルミバンパーは作られているんですね。故に、少々価格が高いのも分かる気がします。

という事で、「アルミニウム=傷つきやすい」と思っていた方、少しは安心出来たでしょうか?結構、丈夫なんですよ、アルミケースも!

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