iPhoneのアルミケースに使用される素材の中で最も多いのは、軽さと強度が特徴のジュラルミン(A2017)ですが、一部超高級ケースの中には「超々ジュラルミンA7075」という素材を使用したモノがあるんです。
今回は、この「超々ジュラルミンA7075」について特徴と欠点などをまとめていきたいと思います。ちなみに・・・価格にすると2万円を軽く超えていきます(;´∀`)むしろ3万円に近いかも笑。
超々ジュラルミンA7075とは一体何なのよ?
超々ジュラルミンとは数あるアルミ合金の中で最も強度のあるアルミです。当然、強度の面からしたらジュラルミンよりも高い強度を持ちます。「アルミニウム+亜鉛+マグネシウム+銅」が主な成分となっています。
アルミの中で最も強度を持つ点から鉄道車両の素材や自転車、航空機、スキーのストックなどのスポート用品などに使用されています。
ただし欠点もいくつかあります。
- 銅を混ぜているため耐食性は劣る。
- アルマイト処理の仕上がりがイマイチ。
- 長期間経過すると、強度が落ちる。
などがあります。ですのでiPhoneケースとしてのアルミ合金を考えた場合、アルマイト処理後の美しさやデザインというよりも、どんな衝撃があろうともiPhoneを守る頑丈さを求めるなら有りかなと思います。
ジュラルミンA2017と超々ジュラルミンA7075の違いをまとめてみる
ジュラルミン
- 主な成分は「アルミニウム+銅」
- 軽くて強度がある。
- 銅を含むため耐食性が悪い。対策としてアルマイト処理が有効。仕上がりが美しい。
- 削り出しに向いている。
超々ジュラルミン
- 主な成分は「アルミニウム+亜鉛+マグネシウム+銅」
- アルミ合金の中で最高の強度を持つ。
- 銅を含むため耐食性が悪いが、アルマイト処理の処理がイマイチ。
iPhoneのアルミケースとして超々ジュラルミンは必要か?
このサイトはiPhoneアルミケースが主題ですから、その視点からあくろの意見を述べたいと思います。超々ジュラルミンを簡単に説明してきましたが、超々ジュラルミンの突出した特徴は”強度”です。逆に言うと、そこしかありません!
「iPhoneを守る為に超々ジュラルミンの強度は必要なのか?」
iPhoneにかかる衝撃というので最も多いのは”落下”でしょう。例えば「手から滑り落ちた」とか「机から落ちた」とか。iPhoneが車にはねられたりとか・・・あんまり聞いた事がありません笑。
そういった日常起こりうるiPhoneへの衝撃を考えても超々ジュラルミン程の強度の必要性はあまり感じません。それよりはアルマイト処理を施し、酸化・耐食性への強化をしているジュラルミンの方が向いていると思います。人間の皮脂からも酸化はしていくものですし、iPhoneは何より手に持つモノですからね。
という事で、特に!特に!強度にこだわりをもったiPhoneユーザーを除いてはジュラルミン製のアルミケースでも十分でしょう。
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